12/10は、舞鶴引揚記念館より松岡恵美さんにご出演頂きました。

引揚記念館では次世代への継承事業として、中学生から大学生の25名の学生語り部が、同世代への館内案内等に取り組んでいるそうです。

この度、学生語り部のこれまでの取り組みを紹介する活動報告会が同館で開催されます。

日時は12/18(土)13:30～15:00、定員は先着40名、当日受付です。

また、1/16(日)まで企画展「二人の母　岸壁に立つ女性たち」を開催中。

第二次世界大戦後、舞鶴港では、シベリアや満洲などからの引揚者を乗せ海の向こうからやってくる引揚船を桟橋や岸壁に立ち、多くの人々が待ち望みました。

その中の、行方が分からない息子の帰りを待つ女性たちの姿は、いつしか「岸壁の母」とも呼ばれるようになりました。

今回の企画展では、いくつもの再会や悲しみがあった引揚港舞鶴の岸壁にたたずんだ「二人の母」を中心に、夫や息子の帰りを待つ家族や舞鶴市民のおもてなしの様子を紹介しています。

「岸壁の母」のモデルと言われている端野いせさんの写真や手記、13年もの間、心身ともに傷ついて帰ってきた引揚者たちを温かく出迎えた地元婦人会のリーダー的な存在で「引揚の母」と慕われた田端ハナさんの写真や冊子などを展示しています。

企画展を通して、今の時代に生きる私たちの当たり前の日常や家族の存在を、もっと大切に感じてもらえたらとおっしゃっていました。

※年末年始の休館は12/29(水)～1/1(土)です。