舞鶴市立赤れんが博物館 学芸員の西村航さんにお越しいただきました。
舞鶴市・大連市友好都市提携35周年記念企画展「中国の塼ーれんがが彩る世界ー」が赤れんが3号棟にて開催中です。
中国では建築用のれんがやタイルを総称して塼(せん)と呼び、古くから墳墓、住居、城壁などに利用されてきました。
幾何学紋や動物・植物が彫られている塼もあり、美しいだけではなく、それぞれに魔除、長寿、富貴、清廉、孝行といった意味があり、様々な願いが込められているそうです。
およそ1800年前に彫られた仏像の塼もあり、仏教とともに日本に伝わってきたようですが、手作業でつくられた塼が大切に使用、保管され続け、今も形が残って間近でその歴史を感じることができます。
8/26(土)には会場で西村さんによるギャラリートークも開催。展示の見どころなどの解説や、質問にも応えてもらえますよ。