舞鶴市では、京都府北部5市2町で力を合わせて、北陸新幹線の「京都府北部ルート」の誘致に向けて取り組んでいます。
「京都府北部ルート」とは、敦賀、小浜から京都府北部を通って京都に向かうルートのことです。実現した場合、京都府北部から京都市内まで約20分で行くことができます。
「京都府北部ルート」を目指す理由として、「舞鶴を含む周辺地域が日本にとって大変重要な役割を果たす地域であること」が挙げられます。
それは、 ◆自衛隊基地が集積する「国を守る拠点」そして、第八管区海上保安本部が設置された「海の安全の拠点」であること◆火力発電所などが集積する「関西経済圏へのエネルギーの供給拠点」であること◆災害などで、東海道新幹線など太平洋側の交通機関に大きな被害が出た場合に「北陸新幹線」や「災害に強い京都舞鶴港」が代替機能を果たせること です。
もう一つの理由として、北部地域が産業地帯、そして広域観光拠点として大きな潜在能力を持っていることがあります。約30万人の人口を擁する京都府北部5市2町に、新幹線の誘致が実現すれば、地域のさらなる発展と大きな経済効果が期待できます。
さらに、将来の山陰新幹線との接続を考えると最も効率的なルートといえます。
これらのことから、市役所では、地域の発展のためにも、日本全体の発展のためにも、北陸新幹線は京都府北部ルートを通るべきだと考えています。
今年中にルートが決まる予定です。
市民の皆さんもこの取り組みをぜひ応援してください。
(文と声 永野由佳)